トロピカルロード・床
トロピカルロード・床
○床の色は、王国を進んでいくとだんだん増えていくようになっています。
最終的には青や紫など沢山の色が入り、当社のメインカラー「ビタミンカラー」に
なっていきます。
元気になってもらいトロピカル王国から旅立ってもらおうという思いがあります。
○担当いただいた業者様は、USJも担当していた経験があり、
すぐトロピカル王国物語に興味を持って頂きました。
物語のご理解する為に、2日で8時間ほどの打合せを行い、イメージの共有を図りました。
当時はこの企画を理解してくれようとする方がいたことがとても嬉しかったです。
フルーツやお花は季節や天候の影響を受ける為、
1年中実り続けさせるのは難しいという問題があります。
園内の色は、葉の緑色が中心となります。
その為、色を入れられるのは、道しかない!
という結論から赤や黄色など色々な色が入ったイメージとなりました。
○床を担当して頂いたK君、ある日奥さんに疑惑をもたれました。
「最近服の趣味が変わった、派手になっている、何かあったの?」
本人は気付かなかったのですが、確かに、選ぶ服はピンクや赤など選んでいたようです。
原因は・・・
なんと!フルーツランドでした。
これだけ派手な床を創作しているので、
いつの間にか洋服のこのみも派手になったようです。
○お客様の通行を止める事はできない為、深夜に工事を行う事もありました。
深夜に工事をした時は、特殊セメントがオープンまでに乾くかどうかが心配でした。
○特殊なコンクリートで床を造るのですが、コンクリートを流す前に床は濡らしてはいけません。
ある夜、
さあ、これから開始だ!という時に雨が降ってきました。
帰るわけにもいかず、空気を送る機械で一生懸命雨を乾かします。
乾いたと思ったら、また雨が降って来て、何度も繰り返しました。
天気予報を確認しながら夜の空を何度も眺めました。
○全てのフルーツがなる木の床には、ある秘密が隠されています。
いつものように担当のK君と面白いことができないか話をしました。
2人でしばらく考え、思い切って○○を書いてみようという案が生まれました。
即、採用。
もちろん一発勝負、不安はありましたが、いい雰囲気が出た最高の床ができました。
書いた内容は、現場でご確認ください。
○全てのフルーツがなる木の下地だけは、
どうでもいい事ですが、床など作る前に造ったので、土です。
○巨人の足跡の部分は、イメージに合わせる為、何度も色を変えました。
どんどん色がかわり、しまいには自分自身で分からなくなってしまいました。
しかし、特殊セメントは刻一刻と固まっていきます。
時間は待ってくれない為、強制的に決定。一発勝負の恐ろしさを実感しました。
○スタッフロールを造る為、スタッフさん全員の名簿をお願いいしたところ、
「今までこんなことなかったなー」と、とても照れていました。
○床は一枚一枚手作りなので、全部一発勝負です。毎日スタッフさん全員が気を
張り巡らせていたのがひしひし伝わってきました。
○床の色は入口から出口にかけ増えてきます。最後は赤・青・黄色・緑・紫等
沢山の色が出てきます。
フルーツランドのイメージカラーはビタミンカラーです。
物語の終わりには、ビタミンカラーのように沢山の色が入った道になります。
新たな旅に元気いっぱい旅立ってもらおうという意味が含まれています。
○バタフライガーデンの工事も始まりました。
お客様を確認しながら夕方より工事開始です。
今まで使用していた足場をすべて撤去していきます。
○次に下地の網を引きつめていきます。
お客様が通りやすいようにかなり幅を広げていきます。
○セメントが入り始めました。
屋根より、大型車で一気にセメントを敷き詰めていきます。
○これからは時間の勝負、一気に形を整えていきます。
○下地のセメント工事は終わりました。
さて、これからトロピカルロード制作に入っていきます。
もちろん、イメージを何度も話合いで共有し、
一気に書き上げていきます。
○完成!!
特殊なセメントを引いていきます。この間も打合せやイメージの統一を図ります。