絵コンテ・魔法設定集
フルーツ魔法設定集
○ゲーム作成にあたり、まずフルーツ魔法の全体の設定を決めなければなりません。
フルーツの特性や色味などからイメージ合う魔法効果を決めていきます。
RPGで遊んだ経験が生きてきます。
○初期の設定一覧表です。
この設定をもとに具体的な効果や動きや音、
ダメージポイントなど決めていきます。
魔法の数は、19個と決まっているので、
攻撃や防御などのバランスを考えながら振り分けていきます。
○具体的な設定を決めていきます。
プログラムを担当するスタッフさんが、手書きで演出パターンを書いてきました。
みんなそれぞれ知恵を絞ってアイデアを出していきます。
もちろん、19個の魔法をそれぞれ演出方法が異なるので絵も19パターン書いています。
ゲーム制作の大変さがますます感じられる期間になりました。
○絵を元にプログラムで使用するパターンの図も出てきました。
より現実味が出てきました。
攻撃のボタンや言葉が出てくる部分など配置のポイントを何度も検証します。
ATTACKボタンを押した後、
どうやって19個の魔法を選ばすかボタンを出すや、
それぞれの体力の設定の取り決めなど
やればやるほどたくさん決めなくてはならない設定が出てきます。
○ゲーム上の配置が決まりました。
この枠を決めるだけでも、数日の会議が行われています。
大枠のデザインからボタンのデザインまで、納得するものだけで決定していきます。
○画面上の雰囲気をみる為に決定した設定で、合成し、紙ベースにしました。
より現実味が増してきました。
さて後は、平行しているプログラムのチェックです。
○物語の進行も詳細を決定しいきます。
ワンシーンワンシーンを大事に決めていきます。
物語も山場を迎えます。
王様の説明も少し長くなりますが、Ⅱ・Ⅲに向け、世界観を出す為に手は抜けません。
○ゲームの演出をより効果的に派手にする為の工夫も何度も行いました。
全ての魔法が派手すぎるとバランスが悪くなるので、地味なものと派手なものを分けていきます。
その為、魔法の中にSPECIALという枠組みが誕生しました。
○トロピカルストームのラストマジック「マグネシウム」、
全て吸い込まれるという設定なのですが、
思い切って画面上のもの全て吸い込ませました。
○フルーツ魔法の19個の演出を決めるときは調子が良かったのですが、
腐れの魔法を決めるときは、さすがにアイデアを出すのが大変でした。
力を振り絞って考え続けます。
会議を続けていると、いったんは考えが止まる時間がありますが、
それを超えると不思議なことに新たなアイデアがどんどん出てきます。
人間は追い込んだ方がよいかもしれません。