物語メイキング
本編
○フルーツランドは、
フルーツゾーン・バードゾーン・蝶ゾーンなど
エリアを楽しんでもらう施設でした。
しかし、フルーツや蝶や鳥達は生き物です。
一年中にわたり、
最 高のコンディションをお届けする事がなかなかできませんでした。
また、フルーツには、食べる・見る・触れるなどの楽しみの他に
楽しいお話や不思議な言い伝 えなど沢山の素晴らしいストーリがあります。
そして、フルーツは、太陽や水、空気や肥料、
人の愛情など全ての「調和」があって初めて美味しい実が実るのです。
それまで行っていた案内に素晴らしいお話と調和を加え説明したところ
皆様に感動して頂きました。
それをもっと多くのお客様に伝える為にはどうすればよ いか
何度も検討を繰り返しました。
その答えが、「物語」です。
○物語ができる前に、
既存の施設を利用した秘密と構想が先にできていました。
その後に秘密や構想など当てはまるように物語を作っていきました。
○実は、秘密や構想だけの時点で関係者に話をしたのですが、
なかなか伝わらなかった為、まず絵に描いてみました。
それでもいまいちだったので、
そこで初めて物語を作り上げました。
本当はもっと後から作ろうと思ったのですが。
しかし、それが大きな柱となり皆様により深く理解をして頂きました。
物語の力ってすごいです。
○ペッカー君は、
沖縄フルーツランドのメインキャラクターとして長年活躍しています。
今回の物語は、当初からペッカー君が冒険の旅に出るという設定でした。
次に、案内をしてくれるキャラクターが必要になり
妖精(フェアリー)を出すことにしました。
キャラクターが2体になったことで会話ができるようになりました。
最後にお客様を表現する為に男の子(ランディー君)が登場しました。
○実は、当初の物語の構想は、もっとダークチックなもので、
Ⅱ・Ⅲと話が進むにつれハッピーにしようと考えていました。
ちなみに、
Ⅰは、映画シックスセンス的なラストにしようと考えていました。
当たり前ですが営業から待ったがかかり、ハッピーなものになりました。
○トロピカル王国物語は、
修正を何度も重ね現在の形に落ち着きました。
初稿よりだいぶスリムになっています。
ちなみに今まで20バージョンほど書きなおしたものがあります。
○トロピカル王国は、
今後Ⅱ・Ⅲまでの構想はできており
「調和」というテーマに向かって進んでいきます。
その後、新たな展開が可能なように
キャラクターごとの主義や主張も設定しています。
○実は、最後に王様からランディー君へ勇者にならないか?
という問いがありますが、
当初は、「王様にならないか」というものでした。
色々検討した結果、
Ⅱ・Ⅲに繋がらなく恐れがあることから急きょ変更しました。
ちなみに、最後に出てくる選択の方法は、
小学校で熱中したドラゴンクエストⅠ参考です。