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 沖縄フルーツランドの成立ちは、今から約60年前にさかのぼります。昭和21年、国の栽培奨励によって沖縄でのパイナップル生産が本格化し、昭和29年に沖縄フルーツランド創業者安里普栄はパイナップルの生産を開始しました。当時、パイナップルは輸出用の苗として生産され、フルーツとしての生産は行われていませんでした。

 昭和49年、沖縄国際海洋博覧会の開催が決定されました。
「これからの沖縄産業の中心は観光業になるであろう」と考えた安里普栄は、パイナップルをフルーツとして育て、観光土産品の一品として販売しようと仲間の農家に呼び掛けました。集まったメンバーで結成されたのが「中山パイン青果生産組合・中山パイン園」です。
中山パイン園では、新鮮なパイナップルだけでなく、伝統菓子のサーターアンダギーや黒糖、地元の農作物を利用したお菓子なども観光土産品として販売を開始しました。フルーツなどもパイナップルだけではなく、パパイヤやマンゴ、ドラゴンフルーツなど多種にわたり販売を開始、販売及び生産も拡大していきました。

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 昭和63年、社名を「沖縄フルーツランド株式会社」へ変更、沖縄産フルーツの担い手でありたいという思いを込めた社名です。その後は大型レストラン、菓子製造工場などを設置し、多くのお客様へ対応できる施設となっていきました。平成に入ってからは、お客様一人一人をより意識した施設づくりを目指す為、フルーツゾーン・チョウゾーン・バードゾーンをはじめ、フルーツカフェやコンビニ、沖縄ダイニング&キッチンASATOYAをオープン。そしてASATOYAブランド設立など強化を図ってきました。

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そして、今年40周年を迎えるに当たり、フルーツランドが大きく生まれ変わります。フルーツランドの施設を「施設体験型絵本」という新たな枠組みをもちい一新いたしました。沖縄ではたくさんのフルーツが生産されておりますが、環境や面積の都合もあり、絶対数は決して多くありません。また、全てのお客様に一年中美味しいフルーツをお届けする為に土作りや日光、水、肥料など研究を続けてきましたが、年中安定して実らせておくというのは、大変困難な事です。しかし、その経験を通して、たくさんの事を学びました。フルーツ達には、その美味しさの他に、幸せな話や不思議な話がたくさんあったのです。また、フルーツが美味しく生まれてくる為には、水や太陽など単体の力ではなく、全ての「調和」があって初めてできる事を強く実感しました。お客様へ今まで行っていた説明の中に「調和」を含めてご案内したところ、大変喜んで頂きました。

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 それ以降、それまで行っていた「フルーツを見る・触れる・食べる」だけではなく「全てのお客様にフルーツの物語をお伝えしたい」という新たな思いが湧きおこりました。それを実現する為に、何度も試案を重ねました。そして、40周年の節目にスタートするのが、施設体験型絵本「トロピカル王国物語」です。物語を通して、全てのお客様にフルーツの秘密や幸せの話などを楽しみながら学んで頂ける施設となっております。
また、物語は一つではありません。 これからサイドストーリーを含め、Ⅱ・Ⅲと発展継続し、私達がフルーツを通して実感した「調和」というテーマに向かっていきます。

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40周年を迎え、改めて皆様に感謝すると共に、50周年に向け更に皆様に末長く愛される施設になるよう「進化」と「調和」を繰り返していきます。

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